1.さらば恋人
作詞:北山修
作曲:筒美京平
さよならと書いた手紙
テーブルの上に置いたよ
あなたの眠る顔みて
黙って外へ飛びだした
いつも 幸せすぎたのに
気づかない 二人だった
冷たい風にふかれて
夜明けの町を 一人行く
悪いのは 僕のほうさ
君じゃない
ゆれてる汽車の窓から
小さく家が見えたとき
思わず胸にさけんだ
必ず帰って来るよと
いつも 幸せすぎたのに
気づかない 二人だった
ふるさとへ帰る地図は
涙の海に 捨てて行こう
悪いのは 僕のほうさ
君じゃない
いつも 幸せすぎたのに
気づかない 二人だった
ふるさとへ帰る地図は
涙の海に 捨てて行こう
悪いのは 僕のほうさ
君じゃない
2.青空は知らない
作詞:北山修
作曲:筒美京平
逢いたい とても
今でも僕は 別れた人達に
輝く丘を 幸せそうに
子供が家へ 一人かけてゆくよ
青空は何も 何も知らない
悲しみのつづく 一人旅よ
タバコをくわえ 想いにふける
涙をこらえ 僕は空を見るの
心の中に 見えるよ僕が
あなたの胸に 帰る時のことが
青空は何も 何も知らない
悲しみのつづく 一人旅よ
帰れることを信じて
今日も見知らぬ町へ
宿を求め 一人旅はつづく
3.涙から明日へ
作詞:小谷夏
作曲:山下毅雄
なぜひとり行くの
燃える頬を濡らして
歩きはじめよう
さよならの向こうへ
なぜ捨ててきたの
昨日までの想い出
歩きはじめよう
涙から明日へ
誰かうしろから
呼びとめる声が
胸を熱くするが
ふり返らないもどれない
いまひとり行こう
燃える頬を濡らして
歩きはじめよう
涙から明日へ
この町過ぎても
ついてくる想い出
歩きはじめよう
さよならの向こうへ
この地図ひらけば
痛みだす傷あと
歩きはじめよう
涙から明日へ
吹き過ぎる風が
忘れた昨日を
胸にはこぶけれど
ふり返らないもどれない
この町過ぎれば
明日への架け橋
歩きはじめよう
涙から明日へ
涙から明日へ………
4.幸福への招待
作詞:阿久悠
作曲:筒美京平
きっと幸福に できると思ったら
車を走らせ 迎えに行くよ
だから今は 泣かないで
強く生きて ほしいのさ
はなればなれも その日のためさ
たとえその日が遠く
淋しい毎日でも
いつか必ず来るよ
悲しみ忘れられる明日が
きっと幸福に できると思ったら
夜明けを待たずに 扉をたたくよ
何かひとつ 君のため
胸に抱いて 生きたいさ
がまんするのも その日のためさ
たとえその日が遠く
淋しい毎日でも
いつか必ず来るよ
悲しみ忘れられる明日が
5.運がよければいいことあるさ
作詞:橋本淳
作曲:筒美京平
今日までは ふたりは友達
運がよければ 明日は恋人と呼べるさ
地下鉄の中で ふりかえった
君の笑顔に心が
何かを感じたんだよ
そうさ この広い世界に
そうだ 恋人は君だけひとりさ
今日までは ふたりは友達
季節はずれの恋にも
必ず幸福 来るよ
そうさ この広い世界に
そうだ 恋人は君だけひとりさ
今日までは ふたりは友達
勇気を出して 愛する君のために
生きて行こう
ラララ………
6.まごころ
作詞:阿久悠
作曲:鈴木邦彦
ぼくが心を 今うち明けてみても
それをよろこぶ あのひとじゃないさ
がまんできずに 愛していると言えば
それですべてを 失ってしまう
できるなら この胸を開いてみせて
ふくらんだ恋心 捧げたいよ
季節はずれの しおれた花を見つめ
今日もためいき ついているぼくさ
そっと心で しあわせ祈るだけで
過ぎて行くのか このぼくの恋は
広いこの世で ただひとりだけのひと
なのにそれさえ 話せないなんて
できるなら 暖かいその手をとって
しあわせになろうよと 言ってみたい
季節はずれの かわいた花を捨てて
今日もまごころ 見つめてるぼくさ
7.恋人時代
作詞:山上路夫
作曲:筒美京平
今でも時々は 想い出すかい
愛したあの頃 恋人時代
君と二人ボートに 乗ったよ
あれは春の終わり頃 想い出がつらいよ
都会はひとりでは さびしいところ
むなしく季節が 流れてゆくよ
遠くのあの街で 忘れたろうか
素敵な愛の日 恋人時代
君と二人揃いの シャツ着て
夏の街で遊んだよ 懐かしいあの頃
都会はひとりでは さびしいところ
むなしく季節が 流れてゆくよ
君と二人くちづけ かわした
あれは秋の並木道 帰らない想い出
都会はひとりでは さびしいところ
むなしく季節が 流れてゆくよ
8.街の灯り
作詞:阿久悠
作曲:浜圭介
そばに誰かいないと
沈みそうなこの胸
まるで潮がひいたあとの
暗い海のように
ふれる肩のぬくもり
感じながら話を
もっともっと出来るならば
今はそれでいいさ
息でくもる窓に書いた
君の名前指でたどり
あとの言葉迷いながら
そっといった
街の灯りちらちら
あれは何をささやく
愛が一つめばえそうな
胸がはずむ時よ
好きな唄を耳のそばで
君のために低く歌い
あまい涙さそいながら
そして待った
街の灯りちらちら
あれは何をささやく
愛が一つめばえそうな
胸がはずむ時よ
9.たそがれに別れを
作詞:小谷夏
作曲:中村泰士
散歩のふりして この町を出よう
うすむらさきの 夕暮れを
覚えておくよ 愛のかたみに
さよなら さよなら 細い指のひと
いつか季節が めぐり行き
いつかぼくらは ああまた出逢う
その日のために 消えて行く
人ごみに まぎれて
駅への小径で ふり返るぼくの
気のせいかしら あの窓に
小さな影が 泣いてるみたい
さよなら さよなら 白い指のひと
いつか季節が めぐり行き
いつかぼくらは ああまた出逢う
その日のために 歩き出す
唇をかんで
10.早春の便り
作詞:阿久悠
作曲:平尾昌晃
窓から見える港のいろも
何やら少しはなやいでます
季節は春に移ったのでしょう
突然君をおもい出しました
お元気ですか 変わりはないですか
今でも花が大好きですか
大事なことを書かせて下さい
ぼくには君が必要なんだと……
市場(いちば)に花がたくさん入り
そよ吹く風も香っています
逢いたいひとに逢えそうな季節
今こそ君を迎えに行きます
お元気ですか 変わりはないですか
明るい声で歌ってますか
大事なことを書かせて下さい
ぼくには君が必要なんだと……
11.あじさいの詩
作詞:阿久悠
作曲:浜圭介
雨の中おさななじみが嫁に行く
しあわせになってほしいと手をふった
あじさいの花がゆれてる窓ぎわで
なぜかしら不意に感じた胸さわぎ
だんだん遠くへ行くひとに
心をとどけるすべがない
ただ しあわせを祈るだけ
ただ しあわせを祈るだけ
あじさいの色が変わって日がくれる
灯りさえつける気持ちにまだなれぬ
おもいでといってしまえばそれまでの
ささやかな胸の炎が今消える
名前も変わって行くひとに
今さらどうするすべもない
ただ しあわせを祈るだけ
ただ しあわせを祈るだけ
12.枯葉の宿
作詞:阿久悠
作曲:井上忠夫
手紙を書くしかすることがない
枯葉が舞いちる山あいの宿
一にぎりの悲しみに追いたてられて
言葉もかけずに旅に出たけれど
ぼくには何もすることがない
あなたを想っているしかない枯葉の宿
あなたがあいつを好きだと知って
ひそかに身をひき別れて来たよ
らしくもないことだよと笑われるけど
あなたを泣かせることは出来なかった
ぼくには何もすることがない
あの日をしのんでいるしかない枯葉の宿
たとえばひょっこりあなたがここへ
たずねて来るなど 望めぬ夢か
枯葉の道ふみしめて現われるような
予感にひかれて窓を見つめてる
ぼくには何にもすることがない
未練をくやんでいるしかない枯葉の宿
13.明日の前に
14.行きずりの男
15.苺の季節
16.あのころ君は
17.小さな声で
18.裏がえし
19.今では遅すぎる
20.どうにかなるさ
21.遠くへ行きたい
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